はじめに
EOS Kiss M には タイムラプス動画を撮影できる機能があります。
最大7時間30分間の動画撮影
タイムラプス撮影のモードで「カスタム」を選び、
- 「撮影間隔/回数」 で 「30 秒/ 900回」 に設定
をすることで全長30秒のタイムラプス動画を撮影することができます。
これはつまり、連続撮影した動画から 30秒間隔 で 900フレーム取り出すのと同じ意味なので、 「900 * 30 秒(0.5分) = 7時間30分間」の変化を30秒に縮めて記録することになります。 (なんか同じことを言ってる気がするが・・・)
撮影してみた
EOS Kiss Mで撮影したタイムラプス動画(30秒間隔)。ピンがちょっとズレちゃったのと、不安定な机の上にカメラ置いたので動いちゃったのが悔やまれる…! pic.twitter.com/pEgaDBN5EU
— おはよう君 (@ohayoyogi) 2021年3月4日
撮影してみるとこんな感じです。動画をご覧になった方はわかると思いますが、16秒間の動画になっていることがわかります。
バッテリーがもたない!!
実は上記の動画は撮影中に放置していたら気づいたときに電源が切れて動画撮影も終了していました。それもそのはず。
公式サイトによれば、
常温(23℃)約2時間10分 (フル充電のバッテリーパックLP-E12使用時、Full HD29.97p撮影時)
とあり、スペック上は 4秒ぐらいの動画しか撮影できないことになります。これが 16秒撮影できたのは撮影中画面オフしていた効果が大きそうです。
EOS Kiss M はUSB給電できない
バッテリーが切れてしまうので、充電しながら使いたいなと思うのは自然な流れだと思いますが、なんと EOS Kiss Mは microUSB を使った給電には対応していません 。
しかもバッテリーの蓋が閉まるときに引っ掛ける機構があって、そこが引っかかっていないと電源が入らない仕様になっているので(蓋を開けると電源が切れるのはそのため)、半ばあきらめていました。
ダミーバッテリーを使ってみよう
というわけで、あきらめかけていたんですが、ひょんなことから「ダミーバッテリー」で検索することを思いつき、検索してみたところ・・・
こんなものがあることが判明!早速1つ目のを買ってみました。
ダミーバッテリー着弾
というわけで着弾したダミーバッテリーです。
ザ・中国から来た!みたいな見た目をしていますが、中国から来ました。
中身はこんな感じで、本体に入れるダミーバッテリーと、USB ACアダプタに繋がるケーブルが入っています。
それをこんな感じでUSBポートと繋ぎます。
そして何よりも嬉しいのは雲台に装着して使った時に差込口と干渉しないことです。雲台をつけてしまうと蓋が開かなくなるのでバッテリーが切れたら終わり、といった感じでしたが、これなら無限に電源供給できますし、なによりUSBでパソコンに接続してWebカメラとして使うときにバッテリーの制約を受けなくなります。
(というかそもそもこんなところに差込口が開いてることを知らなかった!)
効果
というわけで撮影しなおしたのがコチラ。
EOS Kiss Mで撮影したタイムラプス(30秒/コマ)。DCカプラー買ったので7時間30分連続撮影できるようになった
— おはよう君 (@ohayoyogi) 2021年3月14日
けど全然動きがないw pic.twitter.com/38up6PR09c
EOS KissM で撮影したタイムラプス。今日は EF-M 22mm 単焦点で撮ってみた。ガッツリ白飛びして泣いちゃう pic.twitter.com/dy8YTuZnCF
— おはよう君 (@ohayoyogi) 2021年3月15日
こんな感じでバッチリ30秒フルに撮影できるようになりました! このカメラ買ってだいぶ経ちますが、マストバイアイテムでした!
使用した機器
今回使用した機器はこんな感じです。
ANKER PowerCore 10000
容量 36.3 Wh もある、バッテリーです。PDにも対応しており、スマホ充電に主に使っていました。純正バッテリー LP-E12
が 7.2 * 0.875 = 6.3Wh なのに対し、実に6倍の容量です笑
実際、タイムラプス動画を撮影していても4段階のメモリが1つも減らないという暴力っぷり。今はPowerCore 10000の後継モデルが出てるみたいです↓
SLIK 卓上三脚 ミニ3 BH
タイムラプス動画撮影のためカメラを固定するのに使用した三脚です。雲台にボールを使用した自由雲台で自由度が高いのでいろんなアングルでの撮影ができます。またコンパクトなのがいい感じで、PCにつなぐWebカメラとして使用するときに重宝します。
グッズゴーイング 【Amazon限定ブランド】SLIK 卓上三脚 ミニ3 BH 2段 レバーロック式 自由雲台付属 217115
- 発売日: 2018/01/20
- メディア: Camera
参考
参考までに、消費電力を計測してみました。
使ったのはCheerioのCHE-315というACアダプタ。5Vで3A出力ができる優れものです。
で、ワットチェッカー読みでオートフォーカス(レンズを動かしている)時に 7.2W という結果になりました。このACアダプタがどれぐらいロスするのかはわかりませんが、この消費電力では5V 1Aとかの弱小ACアダプタでは賄えなさそうですね。(実際ElecomのショボいACアダプタでは起動することすらできませんでした。)
終わりに
というわけで、今回はダミーバッテリーを購入してみた、という記事でした。
互換品が気持ち悪いので、公式がちゃんと出してくれてれば公式の買ったのになー、、、と思い調べてみましたが、「DCカプラー DR-E12」という商品名で売られているらしいです。
届いた商品にも「DR-E12 DC COUPLER」と書いてあってハテ・・・?と思いましたが、そういうことだったんですね。ダミーバッテリーで検索しても出てこないわけだ・・・